今日はいつもお世話になっているVeroCity Effects Pedals(http://verocityeffects.web.fc2.com)というメーカーの商品の一つ、Super Lead Ultra Gainについてのお話!
VeroCity Effects Pedalsの商品はアンプのプリアンプ部分の回路の真空管部分をFETというパーツに置き換えて回路移植し、それをエフェクターサイズの箱に収めたアンプエミュレーターといわれるもの。
ざっくりと簡単に省略してひとことで言ってしまえばペダル型プリアンプ!!歪みエフェクターとしても使えますが。
余談ですが本機はまだ店頭に商品が並んだりする前の初号機だったと思うけどそれをビルダーの大本さんから頂いた(ちゃんと買ってますよ!)記念すべきものです(いまだに大事に使わせていただいております)
各メーカーがこぞってペダル型プリアンプをいろいろと出してます!こんなやつとかあんなやつとか。
そんな中Verocity商品は他とはどう違い、どうすごいのかを解説!
とりあえずSuper Lead Ultra Gainの話。
~以下メーカー説明~
Marshall JCM2000 DSL100のULTRAチャンネルを詳細にエミュレート。
JCM2000の代表的なサウンドを持つDSL100のUltra GainのLead1/Lead2をフットスイッチで切替可能。また、実機同様のTone Shiftスイッチ及び接続先の環境に適応させるAdditional Presence Circuit Cutスイッチを実装し、様々なアンプのクリーンチャンネル又はリターン端子にダイレクトに接続が可能。
~以上~
Marshall JCM2000 DSL100とは?そうこいつです。スタジオやライブハウスによくあるやつです。
ギタリストのだれもが一度はさわったことあるはず!こいつで音作ってカスみたいな音しか作れないならそれはもう終わってますwww
こいつのプリアンプ部をエミュレートしたものがSuper Lead Ultra Gainということですね!
ノブ類はMaster、Gain、Presence、Treble、Middle、Bass、Boost。
表記はないですがトグルスイッチ右がTone Shiftスイッチでトグルスイッチ左がAdditional Presence Circuit Cutスイッチです。
Tone Shiftスイッチは実機にもついてて実機は押すタイプのスイッチです。押すとなんとなーく音が引っ込んだように、ボリュームが下がったように聞こえるあれです。実機にもあるなんとその音が引っ込んだ感じ、音量が小さくなったように聞こえるあの感じまでエミュレートしてますw
これは本当は音量が下がったわけではなくトーンをシフト(移動)させるボタンなのでどこの周波数を変化させるか、可変域をかえてるんでしょう。
またAdditional Presence Circuit Cutはメーカー説明にあるように「接続先の環境に適応させる」とあります。
このスイッチはPresenceをオンにするかオフにするかのスイッチでオン時の12時でオフとほぼ同じサウンドです。それによりオフでも大変使いやすいです。ただ接続先のパワーアンプにPresenceがあるのかないのか、またスタックアンプかコンボアンプかにより設定します。(スタックアンプとコンボアンプについてはまたそのうち書きます。サウンド作りの意外な落とし穴が…)
またVerocity商品のほとんどがアンプのリターンに繋ぐときは本機のアウトプットを半刺し、アンプのインプットに繋ぐときは全刺しを推奨していますが、これでインピーダンスの調整しててエフェクターとしてもプリアンプとしても使えるのがすごい!けどまあプリアンプとして使った方がよりこいつの特性が生きるのでおすすめです!
一応こんな感じで機能の説明は終わり!!
肝心のサウンドはこちらを!(多分大本さんが弾いてる疑惑…)スタジオで弾いたものですね。
Today’s VeroCity – Marshall JCM2000 DSL100 vs Super Lead Ultra Gain(DSL100 Emulator) 初めにMarshall DSL100のサウンド、次にDSLのリターンに繋いだVeroCityのサウンドです! pic.twitter.com/6wUkQl1Xwx
— VeroCity (@verocityeffects) 2017年12月27日
実機の方がちょっとハイがというかプレゼンスが出てるような気がする。というかverocityの方なんか空間系がかかってる…?まあでもかなり似てるよね!!
普通にこのクオリティは凄い!!!
マーシャルによくあるハイのあの感じ、歪みの質の細かさ、レスポールとの組み合わせはまさにハードロック!ストラトと組み合わせればより芯の残る感じに。マーシャルに合わないギターはないと言う持論どおりこいつはどのギターにも合う!アンプのアナログ感をしっかりともっているのでレコでもリハでもしっかりと厚みがある音が出る。やっぱ安いアンシュミ等を使うとちょっと違うなって思う。
ちなみにかなーり昔にこいつを使ってオリジナル音源を作ったことがありますのでその曲はこちらです。
ちょっと話は変わり一つの疑問が…
そもそもスタジオによくあるアンプのプリアンプなんて買う意味あるのか?実機があるならそれ使えばいいじゃんと思った方…とんでもない!
スタジオにあるアンプはみんな雑に使うので基本ポンコツですw
あくまでverocity製品はエミュレートなのでサウンドだけでいったら実機には勝てるはずないんです。実機を再現し同じ音を出す!というのが根底にあるので。ただアンプがへたりきったサウンドだったら話は別です!
そういう意味でもスタジオやライブハウスのへたりきったJCM2000 DSL100のヘッドのリターン端子にVerocity Super Lead Ultra Gainをつっこむなんてのも面白いですね!
この高品位プリアンプを10個以上揃えておりそれを使ってレコーディングも可能です!ちなみにギタリストがみんな大好き、Kemper Profiling Amplifierも導入しました。ちなみにパワーアンプはFRYETTE Power Stationです。
もちろんヘッドアンプ、プリアンプだけ、パワーアンプだけの持ち込みでのレコーディンングも問題なく対応してます!ご依頼お待ちしております。