楽曲アレンジの依頼に関して

つぶやき

楽曲アレンジ(オケ製作)の流れ

昨年末に弾き語り音源のオケを作ってほしいというアレンジの依頼があったのでせっかくなので具体的に何が必要か、流れも記載するので依頼していただく際の参考にしていただければと思います。

※依頼者様に許可をとって実際に送られてきた資料をのせています。

提出資料

メロディーの提出(必須)

鼻歌でもいいのでメロディーがわかる音源、動画をご用意ください。下記は実際にいただいた参考動画です。

コードと歌詞の提出(歌詞は必須)

コードがわかる方であればコードを記載したものをください。鼻歌のメロディーのみでコードがわからない場合はこちらでコードを付けますのでなくても大丈夫です。歌詞は必ず提出してください。

この方はアコギを弾けるため自分でコードを決めて弾いてらっしゃいますが、本人が言うにはコードネームはなんとなくでしかわかっていないし場所によってコードがずれてるとのことでした。だいたいでOKです。

リファレンスの提出(必須)

フジファブリックのようなシンプルな構成に優しさが漂っている牧歌的な感じでという注文でした。そして恋人へのプレゼントという背景でした。そういった曲の背景やイメージを伝えていただいた後でテンポ、構成、コード進行を決めます。今回は歌詞が決まっていたため構成の変更は無し、プレゼント用途、歌を目立たせるため余計な間奏等の追加はなしという条件でやりました。

仮オケ制作

こっからは実際にオケ制作に入ります。
いったんワンコーラス作ったら送ります。各楽器、一応打ち込んでギターやベースもほぼルート引きのコードを鳴らすだけのことが多いw
とはいえ曲の雰囲気がわかる程度に作りそれを確認してもらいます。アレンジの方向性に問題がないかを確認し、問題なければフル尺で作ります。その後確認しOKなら本オケ制作に移ります。

本オケ制作

ギターとベースをアレンジして弾いて綺麗に録音しなおします。

打ち込みもここでもう一度もれがないかをチェック!(よくあるのはドラムをベタうちしてたのをベロシティーとかしっかり作り込んだり等)

今回の曲はアコギはもともとこの方が弾くというお話だったのでこちらに来てもらいレコーディング、そのまま歌もレコーディングしてmixする前段階、全楽器のレコーディングが終わった状態の音源が出来上がりました!

もしオケ制作のみでしたら、私がアコギを入れて仮歌を自分で歌うかシンガーに歌ってもらうかして音源の提出をして終了となります。その後そのオケを使うのか各パートミュージシャンにレコーディングしてもらうのかは依頼主側で決めることになりますが、規模にもよりますがコストの都合もあるしそのまま使うことが多いかと思います。

これでオケ制作は終わりです。

mix、マスタリング

オケ制作の次は…各パート録音したものをmix、マスタリングして理想の音質に仕上げます!とはいえ、ここまでアレンジ業、プレイヤー業、レコーディング業も自分でしているので簡単に思い通りになりますw

というかオケを作ってる時点で完成形がある程度わかってるから安定です。

話は変わりますが、エンジニアをやっているとよく作曲者やアレンジャーが製作したinst音源に歌を自分で録音してそれをmixしてほしいなんていう依頼もよくきます。instに歌を合わせるってことは歌ってみた音源を作るみたいなことですよね。コストの問題があるので仕方がないんですが、エンジニア視点から言わせてもらうと本当はパラデータをいただき、instのmix段階からエンジニアがやることで全く別次元のクオリティーになりますし、なにより歌とオケのなじみも良くなります。アレンジャー業とエンジニア業は別物ですからね。

話を元に戻しますが、そんなこんなで今回できた音源はこちらです!

優しいかんじもあるしラストのストリングスが絡んできた当たりとかちょっと壮大になってきて、毎日が記念日というタイトルにふさわしい相手へのあふれんばかりの感謝がラストで爆発している感じ、でも最後はしっかり落ち着いて言いたいことをしっかり伝えて終わるという。。。元々の歌詞や歌がよかったのでアレンジもしやすくて助かりました!

まとめ

メリットとしては複数の人といろんなやり取りをしなくてもクオリティーが安定、早い、安い、要望を通しやすい等があります。色々な人に頼むととにかくコストがかかるし遅いです。その分いい化学反応が起きたりする可能性が高いし、それが逆に悪い方に働くこともあるかもですが…どちらもメリットデメリットあるので自分に合ったやり方でご依頼いただけたらと思います!

もちろん上にあげた音源制作の流れの一部だけの依頼とかでももちろんOKです!実際にギターだけ録音して欲しいとかもちょこちょこありますね!

というかんじで今年もご依頼お待ちしております!

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