MNG!TASCAM CG-1000!

機材検証

前置き

『クロックジェネレーター』というちょっとマニアックな機材を機材を買ったお話。そしてみなさんが一番気になるであろう実際に導入することで音がどれぐらいかわるのかのお話。

機材って高いからなんでもポンポン買えない…「音がいいのはわかるけどこの音の変化に数十万円はないな」って思って買わなかったり「コスパいいから買ったり」っていうのは誰でもあるはず。実際にその音の変化を高いか安いかは人それぞれだけどAURORA(n)内部クロックとTASCAM CG-1000(外部クロック)でこれぐらいの違うんだよっていう参考になればいいかなと。

TASCAM CG-1000

すでに生産終了となっているコスパ抜群と名高いTASCAM CG-1000を導入!
ハードウェアで揃えていく最後の1ピースであろうというなんとも微妙な立ち位置とされているクロックジェネレーター。実際にAudio IFやマイクプリ等を先に買った方がいいのは間違いない。しかも自分が使っているコンバーターのAURORA(n)はかなりお高いのでそれなりに良質なクロックが積んであるであろうという都合のいい言い訳をして自分には『クロックジェネレーター』はいらないと避けていたが…ヤフオクで12万円でゲット!生産中止になったわりにリーズナブルで助かった!

導入するきっかけ

界隈で有名な某機材師さんのnote…こんな悪魔的な記事を読んでしまい…気になりすぎてこれは試さずにはいられないなと。とりあえず『クロックジェネレーター』が気になっているならこの悪魔的な記事がとてもわかりやすい、かつ物欲を掻き立てられるのでそちらを一度読んでほしい!余談ですがこのnoteは機材好きならとりあえず全部読んだ方がいい!めちゃくちゃ面白い!!

そのブログで「アウトボードを使う人こそクロックジェネレーターを導入した方がいい」といっていて、ざっくりいうとAD/DAのタイミングでクロックの精度が大事になってくる。ハードウェアインサートをするというのはAD/DAするわけだからクロックジェネレーターの影響はもろに受けるよね、だからクロックは大事だよってこと。正直この記事読んだ時…もしかしていつもの買わせようとする攻撃か!?って思ったけどめちゃくちゃ説得力あって試さずにはいられなかった。。。

内部クロックAURORA(n)と外部クロックCG-1000の音質比較!

信号の流れ

ドラムのパラデータ10トラックをすべてBurl VANCOUVER(サミングミキサー)に送りドラムのステムデータを作り、そこにリバーブ(プラグイン)をがっつりかけてTK-Lizer Toneflake Custom(EQ)→Bettermaker mastering compを通してバウンスという流れ。
クロックの制度が関係してくるAD/DAはサミングミキサーに送って戻す、ドラムのステムに通したEQ→コンプのところ。

サウンドチェック

AURORA(n)内部クロックver

TASCAM CG-1000ver

 

音質の個人的な感想

個人的にはかなり変わったなと。

まずハイハットの高域がCG-1000の方がおとなしくとっちらかってない印象、超高域の部分が綺麗に聞こえる。あとはスネアの太さ、グッと安定感があるドシッとしたかんじがCG-1000からは感じた。またキックの低域に安定感がある、重心がただ下がるというよりかはギュッと締まって下がった印象。リバーブの奥行き、とくにリバーブタイムの変化が聞き取りやすいかなと思った。

アナライザーでの比較

こんなに印象が違うんだからアナライザーで比較したら明らかに違うんじゃ!?と思い検証…AURORA(n)の内部クロックとTASCAM CG-1000のクロックの二つをアナライザーで計測し貼り合わせたのが下記…

…一緒やん!!っていうw

もしかしたらアナライザーでは現れないようなところなのかもしれない…細かいことはわからないがとりあえず明らかに聴覚上はかわってる!

まとめ

「アウトボードを使う人ほどクロックジェネレーターを導入した方がいい」説は…間違いない!!!!!!!それほど音がかわる…クロックなめてた…クロックちゃんごめんよ。クロックは他にも何個もあって沼すぎるのでこれ以上は深入りしないようにします…w

スピーカーから音出す時もDAされてるから至る所で恩恵を受けているわけだ!買ってよかった!!

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