Golden Age Project PRE-73 DLX(Carnhill Mod)

レコーディング機材

GuitaRist、Engineer、Composer3つで通称RECer(レッカー)の松田です。

前回は最近マイブームになってる「Golden Age Project PRE-73 DLX(Carnhill Mod)」の話をしようとしたんだけど、モディファイする前の製品に触れておかないといかんと思い「Golden Age Project PRE-73 DLX」の話をしました!

では早速本題の「Golden Age Project PRE-73 DLX(Carnhill Mod)」の話をします!

改良前の中身はこんなかんじ!」

改良後はこちら!

オリジナルから4か所モディファイされています。

1、Carnhill製 マイクロホン・インプット・トランスフォーマー
2、Carnhill製 ライン・インプット・トランスフォーマー
3、Carnhill製 ライン・アウトプット・トランスフォーマー
4、Carnhill製 ハイパス・インダクター

とりあえずもともとあった中国製の謎のパーツ類からCarnhillというメーカーのパーツへと変更!

4のハイパスインダクターはどこにあるかというと、真ん中下の青いギザギザしたやつのちょい左上の銀の枠の黒い丸いもの。

ハイパスインダクターというのは名前の通りローカットに関係しているパーツで、そのパーツ次第でクオリティが決まるといってほぼいいでしょう。

では1~3のトランスフォーマー。

右上の赤い箱と真ん中ちょい上の二個並んでる銀色の箱がですね!

ちなみに交換途中の写真はこちら。

これは赤い箱だけ代えて休憩してるところでしょう。

わかる人はわかるんだけどこの赤い箱を見るとテンションあがりますね!!!The Carnhillトランス!!!

 

話を戻してトランスとは何かというと

音質のクオリティに大きな影響を与えるのはもちろん…

「音質レベルが安定する」という最大のメリットがあります。

わかりやすく言うと良質なトランスを通して録音された音はmix作業時に過度なEQをしても音質・質感が崩れにくい、音楽的な音色から崩壊しにくいというメリットがあるということです。そのトランスの質感をキープしながらEQ補正されていくという感じです。ちなみに残念なトランスは抜けが悪くなったり太さがなくなったりします。

良質なトランスといいましたが、じゃあCarnhillというメーカーのトランスはどうなんだと。

現在NEVEのマイクプリアンプのクローンが各社からリリースされていますが、そこで使われているトランスの代表例としてCarnhillトランスがあげられています。高級マイクプリアンプにも積んでるトランスで品質レベルはどこぞの中国製とはまるで違います。

ギターで例えるならスクワイヤーとフェンダーカスタムショップぐらいwww

フェンダーのマスビルやビンテージ系になるとMarinairトランスとかの立ち位置でしょう。

ちなみにMarinairトランスは「オールドNEVE」についていたトランスで、みんながこぞって「NEVEは神だ」って言ってるNEVEはこの「オールドNEVE」をさしているようです。

ちなみに現在のNEVE社のNEVEは復刻盤NEVEとか言われてるようですね!

昔のがオールドNEVE、オリジナルNEVEとか。

本機やAURORA AUDIO等はNEVEのレプリカという位置づけのようです。

 

んで、話を戻すととりあえずトランスは大事だよってこと。トランスを代えた本機はオリジナルとどう違うか。

>本機のレビューはこちらから

自分で書けという声が聞こえてきそうだw

というかこれ見た方がわかりやすいのでwww

トランス通した時の倍音の出方とかがグラフになってる写真あるし。。。

ちなみにこのレビューは良くある売り文句とかではなく、まさに真実!!!!だと思った。

当時販売価格105,000円みたいだけど、20万から30万クラスのものと比べ遜色ない。

実はManley Coreというちょっとお高いチャンネルストリップをもっているんだが、正直オリジナルのPRE-73 DLXは毛並みが違うとはいえクオリティが違うから使いにくかった。

売却を検討していろいろと調べていたらこのMOD品のことを知って試してみたという流れ。

使えるハイクオリティなマイクプリアンプが二台あると、レコしにきた人の声質やジャンルによって変更できるのが強み。最近歌ってみた関連の依頼が増えて、そこらへんの経験をたくさんさせてもらっているのは非常にありがたいです!

今後ともよろしくお願いします!!

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